第3次住民健康管理システムは、2つのシステムに分けることができます。
1つは検査・検診システム、そして、もうひとつは医院・事後指導システムです。
このページでは、検査・検診システムの主な特徴をご説明いたします。
基本システム
従来のシステムは、大型汎用機,いわゆるオフィスコンピューターといわれるものでシステムを構築しておりました。したがって汎用性,柔軟性に乏しく、また仕様を変更するなどの場合、数百万,数千万ものコストが必要でした。
新システムはパソコンベースで構築されているために、こうした問題は解消され、時代のニーズに柔軟に対応していくことができるようになりました。
特にコストと柔軟性といった面では、かつてのシステムとは比較にならない非常にすぐれた性能を保持することができました。
検査データーの統合
従来のシステムでは、検査と検診でそれぞれ別のサーバーを使用していました。
したがって、同じ患者さんであっても検査データーと検診データーは、ひとつに統一されることはなく別々のデーター、つまり他人のデーターという位置づけでコンピューターに保存されていました。
また検査と検診では、扱うデーターが異なるために、統一が困難でもありました。
しかし、新システムでは知恵と工夫と技術を結集し、十数年かかえた最も大きな問題の”データー一元化”に成功しました。これにより、検査や検診のデーターが混在しても何ら支障をきたさず、しかも旧システムより速く、そして使いやすく極めて汎用性に富んだシステムになりました。
業務の統合
従来のシステムでは、検査と検診でそれぞれ別のサーバーを使用していたため入力業務や帳票の出力業務など、多くの業務が重複しており効率的とは言えませんでした。
新システムではデーターの統合に絡んで業務も見直し、共通する操作をすべて統一しました。
したがって、業務の種類に関わらずすべて1台のワークステーションで処理できるようになったため、業務の能率を飛躍的に向上させることができました。