子供の様子を観察する
落ち着いて、しっかり診ましょう
- 目の位置、手足の状態
- 痙攣の持続時間（余裕があったら）
- 対応（痙攣がおさまったら）
待つ
様子を見ても大丈夫。通常の診療時間内に受診しましょう
痙攣が１回だけで５分以内にとまり、目を開けて呼びかけに反応したり泣いたりする
行く
救急外来を受診しましょう
- はじめてけいれんをおこした
- 生後６ヶ月未満である
- けいれんが５分以上続いた、顔色が紫色になっている
- けいれんの後で意識が戻らないうちに、またけいれんがおこった
- けいれんの後１時間以上たっても意識がはっきりしない
- ２４時間以内に２回以上けいれんがおこった
- けいれんが左右対称ではない
- 体温が３８℃以下でけいれんがおこった
注意すること
- 抱きしめたり、ゆすったり、たたいたりしないようにしましょう
- 口に中にものや指をいれないでください
（口の中をけがしたり、歯が抜けたり、吐いた物もので窒息を起こす可能性）
これは、けいれんではありません
- 急に熱が出て体が震えているが意識ははっきりしている
→ 寒気でふるえているだけ。温かくして様子をみましょう。 - 激しく泣いた後に体がつっぱった
→ 泣き入引きつけです。自然に回復するので心配ありません。
家庭でできること
- 平らなところに静かに寝かせ、呼吸しやすいように衣服をゆるめる
- 顔を横に向ける（吐いたものを吸い込んで窒息することがないようにする）
- まわりに危険なものがないか確認する（ストーブ、熱湯、刃物など）