富士吉田医師会臨床検査センターでは、昭和56年から高度なコンピューター医用システムを導入し、検査及び検診の情報を処理してきました。
このページでは、これまで使用してきましたシステムをご紹介いたします。

WANG2200MVP

昭和56年から昭和63年
当医師会がシステム化された医用コンピューターを導入したのは昭和56年にさかのぼります。
Wang2200MVPという名のシステムですが、サーバーには[20MBのハードディスク] と [188KBのメモリー]を搭載し8インチフロッピーディスクユニットが1台,ページプリンターが2台、そして3台の端末を備えたシステム構成でありました。
現在の感覚では大変頼りないスペックですが、コンピューターが普及していない当時としては、指折りのシステムでありました。

WANG2200MVP構成図
WANG2200MVP構成図

第1次住民健康管理システム

平成元年から平成5年
第1次住民健康管理システムは、昭和62年から計画し平成元年に稼働しました。検査・検診システムとして、それぞれ別々のサーバーを運用し、すべての検査業務をコンピューターで処理することを目的に構築されました。
このシステムより、検査の主力分析装置がオンラインされるようになり、業務は飛躍的に効率化されました。
当初は技術的あるいはコストの面で2つのサーバーを運用していくのが最も妥当な選択でありました、つまり検査システムには処理能力の高いサーバーを、そして検診には、より安定性のあるサーバーを採用することで、長所短所を補いながら高い総合性能を発揮するというもので、非常に完成されたシステムであったと言うことができます。

第1次住民健康管理システム構成図
第1次住民健康管理システム構成図

第2次住民健康管理システム

平成5年から平成12年
第2次住民健康管理システムは、患者さんや住民の健康を支援することを目的に、構築されたシステムであります。
前システムと比較して、まず、中核に医院システムを開発し、各診療所とサーバーを電話回線で結ぶネットワークを構築しました。これにより、患者さんの検査結果は翌日の朝には医院の端末で参照することができるため、医師の診察を強力にサポートするだけでなく、患者さんにとっても有利なシステムに生まれ変わったわけであります。

第2次住民健康管理システム構成図
第2次住民健康管理システム構成図

第3次住民健康管理システム

平成12年から現在
第3次住民健康管理システムは、平成10年より計画し平成12年4月1日に稼働しました。このシステムには
富士吉田医師会が、十数年にわたる医用コンピューターシステムの構築・使用を通して蓄積された多くのノウハウをすべて投入し、これまで、解決できなかった多くの問題をすべてクリアーするだけでなく、住民あるいは患者さんの立場に立って開発・構築したシステムであります。

第3次住民健康管理システム構成図